Googleカレンダー=「人の予定を書くもの」と思い込んでいませんか?
実は、少し視点を変えて「モノ」や「期限」をカレンダーに登録するだけで、職場の「言った・言わない」のトラブルや、うっかり忘れが激減します。
「新しいシステムを入れる予算なんてない」という職場でも、今すぐ無料でできる2つの実践テクニックを、実際の設定手順と一緒にご紹介します。
① 「モノ」のカレンダー化:社用車や会議室の奪い合いをなくす
【よくある職場の風景(Before)】
「あれ?今日午後から社用車使いたいのに、カギがない!」
「あ、ごめん!今から別店舗に荷物運びに行くから乗っていくね」 「えっ、聞いてないよ……」
ホワイトボードに書いて予約するルールのはずが、書き忘れや直前の変更でトラブルが頻発していませんか?
【Googleカレンダーで解決(After)】
スタッフのカレンダーとは別に、「社用車」「面談室」「プロジェクター」といった、モノ専用のカレンダーを新しく作ります。
使いたい人が自分の予定を入れる時、その「モノ」も一緒に予定に招待するだけ。
全員のスマホから「今日の14時〜15時はAさんが社用車を使う」ということが一目でわかるようになります。
わざわざ事務所のホワイトボードを見に行く時間はもう必要ありません。
💻 3分でできる!設定手順(ハンズオン)
ステップ1:モノ専用のカレンダーを作る
- パソコンでGoogleカレンダーを開きます。
- 左側のメニューの下の方にある「他のカレンダー」の横、「+」マークをクリック。
- 「新しいカレンダーを作成」を選びます。
- 名前を「社用車」や「会議室」にして、「カレンダーを作成」をクリックします。
ステップ2:チームに共有する
- 左側のメニューに今作った「社用車」が表示されたら、マウスを乗せて右側の「︙(オプション)」をクリック。
- 「設定と共有」を選びます。
- 下にスクロールして「特定のユーザーまたはグループと共有する」の「ユーザーやグループを追加」をクリックし、チームメンバーのメールアドレスを追加します。
ステップ3:実際に予約してみる 予定を入れる時はいつも通り自分の予定を作り、「ゲストを追加」の欄に、先ほど作った「社用車」のアドレス(または名前)を入れるだけです。これで予約完了です!
② 「期限」のカレンダー化:属人化と「うっかり忘れ」を防ぐ
【よくある職場の風景(Before)】
「そういえば、あの書類の提出期限って来週だっけ?」
「店長の手帳に書いてあるはずだけど、今日は休みだからわからないな……」
重要な更新手続きや、毎月の締め作業のスケジュールが、特定の管理者の頭の中や手帳にしか存在していない状態です。これでは管理者が休むと業務が止まってしまいます。
【Googleカレンダーで解決(After)】
個人のカレンダーとは別に、「絶対に忘れてはいけない期限カレンダー」を作り、チーム全員で共有します。
- 年に1回: 資格や免許の更新手続き、消防設備の点検
- 月に1回: 請求業務の締め切り、月末の在庫チェック日
これを「毎年」「毎月」の繰り返し設定にしておけば、誰かが覚えていなくても、チーム全体で「あ、来週はあの締め切りだな」と自動的に気づく仕組みが出来上がります。
💻 3分でできる!設定手順(ハンズオン)
ステップ1:期限カレンダーを作る
先ほどの「モノ」の時と同じ手順で、新しく「【重要】期限・提出物カレンダー」といった名前でカレンダーを作り、チームに共有します。
ステップ2:繰り返し予定を入れる
- カレンダー上で予定を作成します(例:「レセプト締め切り」「〇〇免許更新」など)。
- 日時の下にある「繰り返さない」という文字をクリックし、「毎月」や「毎年」に変更します。
ステップ3:事前通知を設定する(重要!)
- 予定の作成画面で「通知を追加」をクリックします。
- 当日に通知が来ても間に合わない業務の場合は、「10分前」となっている部分を「1週間前」や「3日前」に変更します。 これで、期限が近づくと自動的にスマホやパソコンにお知らせが届くようになります。
DXは「小さな面倒くさい」をなくすことから
今回ご紹介した方法は、「新しくシステムを買う予算」も「プログラミングの知識」も一切不要です。
DXというと大掛かりなシステム導入を想像しがちですが、本当のスタートは「今あるツールを使って、日常の小さな面倒くさい作業をなくすこと」です。
まずは「職場で一番予約がかぶるモノ」を1つ、カレンダーに登録するところから始めてみてください。その小さな改善が、チーム全体の働き方を大きく変える第一歩になるはずです。
