【経理DX】両替金申請をオンライン化するGoogleフォームの作り方と活用例

薬局/中小企業事例

「店長、両替金のFAX送ってくれました?」
「すみません!さっき電話しようと思ってバタバタして忘れてました…」

——週末の忙しい時間帯、店舗責任者の頭を悩ませるのは両替金の申請
FAXは紙切れ一枚でも漏れるとトラブルになるし、電話では「言った・言わない」で揉めることも。

一方、本部の経理担当者も愚痴をこぼします。
「FAXの字が読めない…これ、1万円なのか千円なのか…」
「エクセルに転記するだけで、午前中が終わっちゃう」

そして経営者は思います。
「どうしてこんなに非効率なやり取りを続けているんだろう。
 申請一つに時間と人件費をかけて、本業に集中できていない…」


現状の課題を整理する

  1. 店舗の負担:電話やFAXのやり取りに時間を奪われる
  2. 本部の負担:転記や確認作業に手間がかかる
  3. 経営的リスク:履歴が残らず、トラブルや不正の温床になりやすい

解決の糸口は「オンライン化」

解決するには、アナログなやり取りをデジタルに置き換えることが必要です。

Googleフォームを活用すれば次のように変わります:

  • 店舗はスマホやPCで申請入力
  • 本部は自動でスプレッドシートに一覧化
  • 履歴が残るため内部統制も強化
  • 自動メール通知で抜け漏れ防止

「誰でも無料で即日始められるDX施策」 というのが最大のメリットです。


Googleフォーム導入ステップ

  • step1
    フォームを作成
    • 店舗名(プルダウン)
    • 申請者名
    • 両替希望日
    • 金種と枚数(例:1万円札◯枚、千円札◯枚)
    • 備考欄
  • step2
    スプレッドシートに連携

    → 申請が自動で一覧化され、二度入力が不要に。

  • step3
    通知設定

    → 新規申請があれば本部にメール。Apps Scriptを使えば店舗への受付通知も可能。


効果とメリット

  • 店舗責任者:「忙しいときでもスマホで申請できて便利」
  • 本部職員:「転記作業がなくなり、処理がスムーズに」
  • 経営者:「申請履歴が見える化され、不正や漏れが減った」

結果として、コスト削減・業務効率化・内部統制強化が同時に実現します。


まとめ

両替金申請をFAXや電話で続けるのは、時代遅れで非効率。
Googleフォームを導入すれば、すぐに無料で始められる経理DXです。

小さな業務改善の積み重ねが、企業全体の成長につながります。
ぜひ、今日から始めてみてください。