Google Apps Script(以下略称GAS)は、Google スプレッドシートをはじめとするGoogleのサービスを強力にカスタマイズできるツールです。
この記事では、GASを初めて使う方に向けて、最初の基本的な操作方法を説明します。
まずは、スプレッドシートからエディタを開く方法を一緒に学んでいきましょう。

基本の流れを一緒に理解しましょう。
- スプレッドシートからスクリプトエディタ(Apps Script)の開き方
- 簡単なコードの入力と実行
- step1Google スプレッドシートを開く
実行するための土台のファイルを開きます
- step2スクリプトエディタを開く
コード(命令文)を入力するためのスクリプトエディタ(ノート)を開きます。
- step3コードを入力する
コード(命令文)を入力します。(本記事は”「Hello, World!」と表示して”という命令)
- step4保存して実行してみる
スクリプトエディタ(ノート)に書いたコード(命令文)を実行する。
Google スプレッドシートを開く

まずはGASを使うための土台となるGoogle スプレッドシートを開きます。
Googleアカウントにログイン
Googleアカウントでログインをします。
Googleアカウントを持っていない場合は新規作成してください。
GASを使うには、GoogleスプレッドシートやGoogleドライブからアクセスする必要があります。

今回はスプレッドシートからアクセスする方法を紹介します
- step1Googleスプレッドシートを開く
既存のスプレッドシートを使用したい場合は、そちらを開いてください。
- step2上部メニューから [拡張機能] > [Apps Script] を選択
- step3新しいタブで「Apps Scriptエディタ」が開く
スクリプトエディタとはコード(命令文)を記述するノートのようなものです。
ここまでがスクリプトエディタの開き方になります。次からはコードの入力方法になります。
コードを入力する

スクリプトエディタが開いたら、実際に簡単なスクリプトを書いてみましょう。

スプレッドシートのA1に”こんにちは”と表示するコードを書いてみましょう
- step1自動生成されるコードを消す
初期設定として自動生成されるコード「function myFunction()」を消す
- step2下記のコードをコピーしてエディタに貼り付け
function writeHello() { const sheet = SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getActiveSheet(); sheet.getRange("A1").setValue("こんにちは"); }
- step3保存ボタンをクリック
- step4実行ボタンをクリック
- step5「権限を確認」をクリック
上記画面は最初のスクリプトを実行する際に必ず出ます
他人が成りすましてコードを使用しないか最終確認のため表示されます - step6アカウントを選択します
利用するアカウントを選択してください
- step7「詳細」をクリック
google work space を利用しているstepは表示されません
- step8赤枠の箇所をクリック【無題のプロジェクト】はプロジェクト名になります
- step9「続行」をクリック
「このコードはここを自動で参照しますよ」という確認になります
- step10実行ログに「実行完了」が出たら成功です
スプレッドシートのA1に”こんにちは”と記載されていることを確認しましょう。

まとめ
これで、GASを使った初めてのスクリプト作成と実行までの基本的な流れを学ぶことができました。
GASは非常に汎用性がありで、様々なオリジナルの自動化を実現できるツールです。
これからもどんどん活用して、作業の効率化を目指しましょう。